「仕事の知識を読書で得たいけど、1冊読むのに時間がかかる。」
「他の人より読むのが遅い。練習したら速くなるのかな。」
このように悩むことはありせんか?
私も以前は読書スピードが遅く、1冊読むのに苦労していました。
ですが、いまは簡単な本なら1時間ほどで読めています。
読書スピードが遅い人は、「真面目な性格」が原因だと思います。
何を言い出すんだ、と思いますよね。
なぜ「真面目な性格」が原因なのか、本記事で解説します。
- 読書スピードが遅い人の読み方の特徴
- 読書スピードが速くなる5つの方法
- 読書スピードが速くなって良かったこと
読書スピードが遅い人の読み方の特徴

真面目な性格ゆえに起こる、読書スピードが遅くなる読み方は次のものがあります。
- 理解するまで進めない
- 一語一句読んでいる
- 頭の中で音読している
- 時間を決めていない
これを見て「私のことだ!」と思った方は、真面目な性格かもしれません。
詳しく解説していきます。
1. 理解するまで進めない
真面目な人ほど、1つの文章に時間をかけて読んでいます。
なぜなら、いま読んでいる内容を理解できるまでは進めないと思っているから。
たしかに、本の内容を理解することはいちばん重要なことです。
しかし、1ページ目からすべての内容を理解しながら読み進めるのは、地図を持たずに見知らぬ土地を歩いているのと同じ。
つまり、”先の見えないペース配分”で読んでいるということです。
あなたが15分かけて理解しようとしている文章は、結果的にあなたに必要のない内容かもしれません。
「理解するまで進めない」に該当する方は、先に全体をザッと読み、ゴールを把握してから、要点を絞って最短経路で読み進めてみてはいかがでしょうか。
2. 一語一句読んでいる
真面目な人ほど、一語一句じっくり読んでいます。
なぜなら、読み逃してはいけないと思っているから。
小説などは、著者が伝えたいであろう細かな描写を読み取ることも、楽しみのひとつですよね。
一語一句じっくりと読む方法もまちがっていません。
しかし、ビジネス書や自己啓発本といったノウハウが書かれている本は、「やり方」を理解することが重要です。
言い換えれば、多少読み逃しても、ノウハウさえ頭に入っていればOKということ。
したがって一語一句読んでいる方は、「読み飛ばす勇気」を持つと読書スピードが上がる可能性があります。
3. 頭の中で音読している
頭のなかで、文章を音声化して読んでいませんか?
真面目な人ほど「ちゃんと理解しよう」とするため、自分が理解できるペースで、文章を音声化していることがあります。
実はこの”頭の中の音読”も、読書スピードが遅くなる原因のひとつです。
例えば、次の文を見てください。
「 明日は晴れだ 」
「あしたははれだ」と音読するよりも先に、太陽が出て晴れている空のイメージが浮かびませんか?
なぜなら、音声化するよりも、頭で認識して情報処理するほうが速いからです。
声に出していなくても、頭の中で音読していると読書スピードは遅くなります。
無意識に音声化して読んでいる方は、音声化を防止するために、いつもより速いペースで視線を動かしてみてはいかがでしょうか。
4. 時間を決めていない
本の1ページ目を開く前に、1冊を読み終える時間を決めていますか?
真面目な人ほど、自分が納得できるまでじっくり読みたいと思うため、目標時間を決めずに読みがちです。
ちなみに、読書は「速く読むこと」よりも「何を得て何に活用するか」が大切です。
そのため、じっくり読むことは決してダメなことではありません。
しかし、「速く読めるようになりたい」と思っている場合、時間を決めて読むべきです。
目標時間を決めなければ、「速く読もう」という意識が生まれないため、読書スピードは上がりません。
仕事を例にして考えてみましょう。
今日は絶対に定時に上がるぞ!
このように朝から決めて業務に取り組むと、手を抜いたわけでなくても、普段より効率よく業務を進められますよね。
それは、「早く終わらせよう」という意識を持って取り組んでいるためです。
読書においても同様で、「速く読もう」という意識があると、通常よりも速いスピードで読み進められます。
「1日で〇章まで読み終える」「今日は〇〇ページまで読む」などでも構いません。
1冊を読み終える時間を決めずに読んでいる方は、目標時間を設定して読んでみましょう。
読書スピードの平均は1分間で600文字

速く読むといっても、目安がないとイメージが湧きませんよね。
日本人の読書スピードの平均は、1分あたり500〜700文字程度です。
文庫本や新書など、一般的な本の1ページあたりの文字数は約600文字。
つまり、多くの人は1ページを1分間で読んでいるということです。
スマホのストップウォッチ機能などを利用して、自分の読書スピードを測ってみると、よりイメージが湧きやすいでしょう。
ただし、あくまでも平均値にすぎません。
ひとくちに「本」といっても、知見のある分野の本を読むのと、知らない専門用語がたくさん出てくる本などを読むのとでは、スピードは変わってきます。
現時点でのスピードを把握したうえで、目標時間を設定して読んでみるのがよいでしょう。
読書スピードを速くする5つの方法

ここまで、読書スピードが遅い方の4つの特徴を解説しました。
ここからは、「読書スピードを速くする5つの方法」をご紹介します。
- 音声化を速くする
- 指さしで読む
- じっくり読まない
- 理解できなくても進む
- 全部読まない
結論からお伝えすると、速く読んで内容も理解するためには「慣れ」が必要です。
「速く読む意識」を持ちながら、読書経験を増やすしかありません。
これから紹介する5つの方法は、私が実際に試してみて効果のあった「速く読む意識を持つコツ」です。
それでは順番に解説していきます。
1. 音声化を速くする
先に述べたように、頭の中で音読していると読書スピードは遅くなります。
なので、その音読のスピードを速くすることから始めます。
やり方は簡単で、早口で声に出して読み上げる練習をするだけです。
『年収が10倍になる速読トレーニング』の著者、苫米地英人氏によると、早口で読み上げる練習をすると、思考の処理速度のアップができるそうです。
私が実践した感想は、早口で読み上げる習慣をつけると、頭の中の音声化も速くなるということです。
自宅で読むときに早口で音読し、そのスピード感を忘れずに電車の中などで黙読する。
私はこの繰り返しで、徐々に音声化のスピードが速くなりました。
2. 指さしで読む
文章の横に指を添えながら読んでみるのもオススメです。
なぜなら、つねに速く読む意識を持てるからです。
ポイントは、いままで自分が理解できていたペースより、少し速めに指を進めること。
私はこの読み方を取り入れてから、一気に読むスピードが速くなりました。
具体的には次のような効果がありました。
- 音声化が速くなる
- 先へ先へという意識を持てる
- 集中力がアップする
指のスピードに追いつこうと、頭がフル回転しているので、処理速度を上げる特訓になっていると思います。
3. じっくり読まない
1冊や1章を読み切る制限時間を設けるのも効果的です。
なぜなら、漠然と読むよりも集中力がアップし、速く読めるためです。
たとえば、通勤中などのスキマ時間に読書をする方なら、「次の乗り換えまでにこの章を読み切ろう」といった目標を決めます。
『読んだら忘れない読書術』の著者、樺沢紫苑氏によると、制限時間を設けることで、記憶を促進する要素のドーパミンが分泌され、集中力と記憶力が高まるのだそうです。
また、人が最大限に集中できる時間は「15分」だとも言われています。
15分単位で目標を設定すると、より集中した状態で読めるということですね。
私はお風呂の湯船に浸かる時間を活用しています。
ちょうど15分程度の時間で、かつ1人の空間なので集中できますよ。
ぜひ試してみてください。
4. 理解できなくても進む
1回目に読むときは、理解できなくてもとりあえず読み進めましょう。
まずは全体像をつかむことが大事だからです。その後、2回目で理解を深めます。
この読み方はどの読書術の本でも推奨されており、読書の鉄則といっても過言ではありません。
具体的には、1回目に読む時に次のことを意識します。
- 各章がどのくらいの分量か
- 本の要旨となる部分はどの辺りなのか
全体をザッと読んで把握すると、2回目は一度読んだ内容なのでサクサク読めます。
そのため、読書スピードは結果的に速くなります。
1回だけ読むより内容の理解も深まるため、一石二鳥の読み方です。
5. 全部読まない
本は、一語一句全部読まなくてもいい場合があります。
特にビジネス書は、自分にとって重要だと思う箇所だけ、じっくり読むのがおすすめです。
『レバレッジ・リーディング』の著者、本田直之氏によると、1冊の本の中で自分にとって重要な要素は「約20%」だといいます。

具体的には、以下の2ステップで読み進めていきます。
- 1回目:パラパラ読みで重要な部分に目星をつける
- 2回目:重要な部分はじっくり、それ以外は斜め読み
このように緩急をつけた読み方をすると、読書スピードは速くなります。
以上が「読書スピードを速くする5つの方法」でした。
速読のような劇的なスピードアップではありませんが、内容を理解したうえで速く読める効果的な読み方です。
ぜひ実践してみてください。
ゆっくり読むことのメリットもある

本記事では読書スピードを速くすることに着目していますが、「遅読(ゆっくり読むこと)」のメリットも存在します。
そのため、自分の読書の目的に合った読み方をすることも大切です。
遅読のメリットには、次のようなものがあります。
- 本の内容を正しく理解できる
- 本の世界観をじっくりと味わえる
- 新しいアイディアが浮かびやすい
- 本の購入費用を抑えられる
ひとつずつ解説していきますね。
1. 本の内容を正しく理解できる
速読をしようとすると、どうしても読み飛ばしてしまう部分が発生します。
その本の重要な部分さえ抑えていれば、多少読み飛ばしても大まかな内容は把握できます。
しかし、重要な部分を読み飛ばしてしまって、内容を誤って理解してしまう可能性もゼロではありません。
全体をゆっくりと読めば、一文字ずつしっかりと読んでいるため、本の内容を正しく理解できます。
2. 本の世界観をじっくりと味わえる
小説をメインに読む方には、速読は向かないかもしれません。
なぜなら、作品によっては情景や登場人物の心理状況などが細かに描かれているからです。
読み飛ばしながら読み進めていると、行間などから伝わる細かな世界感に気がつかず、没入感に差が生まれる可能性もあります。
ゆっくりと読めば、1ページずつ作品の世界観を味わいながら、読み進めていけます。
3. 新しいアイディアが浮かびやすい
遅読をする方は、さまざまなことを考えながら読み進めることができるため、新しいアイディアも浮かびやすいでしょう。
文章を読みながら浮かんだアイディアを、ページの空白部分や付箋に書き込みながら読む、といったことも可能です。
また、読んでいる間に疑問に思ったことや、気になった部分を調べながら読むこともできます。
そのため、読書中に浮かんだアイディアを、読了後に振り返りやすいというメリットもあります。
4. 本の購入費用を抑えられる
読書スピードが速くなるとたくさんの本を読めるようになります。
そのため、本の購入費用も増えるでしょう。
遅読の方は1冊ずつ時間をかけて読むため、多読の方に比べると本の購入費用を抑えられます。
私の場合は、主にKindle Unlimitedを利用しているのでそこまで膨大な費用は発生していませんが、対象になっていなくて読みたい本は、別途購入しています。
1冊ずつゆっくりと読めば、コストに悩まされることなく読書を楽しめますね。
他人の力を借りるのもアリ

上述のとおり、遅読にもメリットがあり、一方で自己流の速読にはデメリットもあります。
正しい速読法を身につけたい方は、プロの力を借りるのも選択肢のひとつです。
『速読オンライン体験!「瞬読」』では、右脳を使った速読法をzoomでオンライン体験できます。
右脳を効率的に使うことは、読書スピードの向上はもちろん、記憶力や問題処理能力、創造力などを高める効果もあります。
「本を速く読めるうえで、内容もしっかりと理解して自分の生活に活かしたい」という方は、以下のボタンから詳細をチェックしてみてください。
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右脳の潜在能力は、仕事やスポーツといった日常生活でも効果を発揮します。
気になる方はぜひ試してみてくださいね。
読書スピードが速くなって良かったこと

以前の私は、1章で解説した「読書スピードが遅い人の読み方」にすべて該当していました。
ですが、2章で解説した「読書スピードを速くする方法」を意識しながら読書を続け、現在は簡単な本なら1時間程度で読めるようになりました。
そこでここからは、私が実感した「読書スピードが速くなって良かったこと」についてご紹介します。
1. カテゴリー読みで知識が深まる
カテゴリー読みは、1つの分野の本を数冊まとめて読むこと。
1つの分野の知識を深めたいときには、その分野の本をまとめて読むと効果的です。
なぜなら、その分野において重要な考えがわかるから。
例えば、私が読書術のコツをつかみたいと思い15冊読んだときに思ったことは次の2つ。
- 著者によって重視する考え方が違う
- 15冊に共通している読書術もある
15冊に共通していることは、その分野の鉄則的な内容だということがわかります。
このようにカテゴリー読みをすることで、その分野に共通する「基礎」の考え方と、人によって意見が異なる「応用」の考え方がわかってきます。
先述した「理解できなくても進む」の内容は、15冊に共通している考え方の1つです。
1冊読むのに1週間以上かかっていた頃は、15冊読むなんて1年以上かかる作業だと思っていました。
今後も読書でのインプットは欠かせないことなので、読むのが速くなって良かったなと、身に染みて感じています。
2. 読み放題サービスのもとが取れる
少し意地汚い話になりますが、読書スピードが上がると読み放題サービスのもとが取れるようになります。
私が主に利用しているのはKindle Unlimitedで、月額980円で読み放題のサービスです。
以前は、1カ月に2冊も読める自信がなかったため「割高だな〜」と思っていました。
ですが今は、1カ月2冊以上は絶対に読めるので「お得だな〜!」と感じております。
定額だと「面白くなかったら読まなくてもいいか」ぐらいの気持ちで気軽に本を選べるので、読書スピードを速くする練習としてもオススメですよ。
3. 本の内容を忘れなくなった
以前は1ページ目から時間をかけて読んでいたので、半分ぐらい読み終わるころには序盤の内容を忘れていました。
序盤の内容を見返して思い出すという無駄な時間もありました。
いまは一気に読めるので、忘れることはありません。
読んだ内容を忘れないことも、読書スピードを速くする要因の1つになりますよね。
以上が、私が実感した「読書スピードが速くなって良かったこと」です。
モチベーションの1つになれば、幸いです。
まとめ
本記事では、「読書スピードが遅い人の読み方の特徴」「読書スピードを速くする5つの方法」「読書スピードが速くなって良かったこと」について解説してきました。
本記事でいちばん伝えたいことは、「不真面目になろう」です。
私も真面目な性格で、要領が悪い場面が多々あります。
しかし、読書法を学び色々な著者の意見を知るうちに、次のことに気づきました。
理解できていなかったら、また読めばいいだけ。
この意識を持ってから気楽に読書ができ、結果的にスピードが速くなりました。
気楽に読む意識を持ち、「読書スピードを速くする5つの方法」を実践してみてください。
- 音声化を速くする
- 指さしで読む
- じっくり読まない
- 理解できなくても進む
- 全部読まない
また、読書の悩みについて別の記事もあります。よろしければご覧になってください。
>>【あなたの読書に効果がない理由】読んで終わりにしていませんか?
>>読書をしても頭に入らない原因は準備不足【5ステップでやり方を解説】
本記事が「読書スピードが遅い」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。