「読書をしているけど効果を感じられない。続けても無駄なのかな。」

このように悩むことはありませんか?

結論、読書の効果がないと感じる人は「読んで終わり」にしているから効果がないのです。

なぜ「読んで終わり」では読書の効果がないのか、本記事で解説します。

本記事を読めば、あなたの読書時間が「読書をして良かった」と感じられる有意義な時間になりますよ。

ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  1. 読書するだけでは効果がない理由
  2. 正しい読み方で得られる読書の効果
  3. 筆者が3ヶ月続けて実感した読書の効果

読書の効果がない人は「読んで終わり」になっている

本と眼鏡の写真


読書の効果がない人は、次の5つに該当するか確認してみてください。

  1. 行動に移していない
  2. 本を読む目的がない
  3. 内容を理解していない
  4. 内容を覚えていない
  5. 思考を使って読んでいない

順番に解説していきます。

1. 行動に移していない

読書に効果がない一番の原因は、行動に移していないからです。

効果があったと実感できるのは、読書で得た知識を行動に移し、現実が変わったときです。

例えば、タスク管理に関するビジネス書を読んだとしても、実際に行動に移さなければ業務効率に変化はありません。

また、論理的思考のコツを本から学んだとしても、言葉や文章で発してみなければあなたの変化に誰も気づきません。

つまり、頭の中に知識を増やすだけでは、目の前の現実は何も変わらないのです。

このように、読書で得たことを行動に移されければ、効果は得られないということです。

2. 本を読む目的がない

何のためにその本を読み、その本から何を学びたいのか。

このような読書の目的がなければ、読書の効果は得られません。

次の2冊を想像してみてください。

  • 話題についていくためにサブスクで読んだ人気作品
  • 仕事で結果を出すために厳選して購入したビジネス書

どちらのほうが、モチベーション高く読めるでしょうか?

大半の人が、後者のビジネス書だと回答すると思います。

なぜなら、後者には「仕事で結果を出したい」という明確な目的があるからです

目的があれば、「この業務に活かせそうだ」や「忘れないために仕事用のメモに残しておこう」など、具体的な行動と結びつけて読書することができます。

一方、話題についていくために何となく読んだ本の内容は、「感動した」「オチが面白くなかった」程度の感想しか残りません。

このように、「その本を読む目的」が明確でなければ、あなたの行動を変えるための読書にはならないのです。

3. 内容を理解していない

目的を持って読書をしても、本の内容を理解していなければ知識にならず、行動にも移せません。

例えば、「ぜひ職場に反映したい!」と思えるアイディアを読書で得たとします。

その内容をうまく説明できなければ、職場の人たちには伝わりませんよね。

うまく説明できない原因の一つは、本の内容を理解できていないからです。

説明できないということは、その本を読んでいないのと同じです。

理解できない場合は、次のよう対策が有効です。

  • 読書前の準備で本文の理解を深める
  • 自分の言葉で要約してみる
  • 疑問を持ちながら読書をする

読書前の準備については以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

>>読書をしても頭に入らない原因は準備不足【5ステップでやり方を解説】

4. 内容を覚えていない

せっかく時間を使って読書をしたのに、数日経ったら忘れている。

このような経験はありませんか?

内容を忘れてしまうのは、あなたの記憶力が悪いからではありません。

忘れないように工夫をして本を読んでいないからです。

「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか?

エビングハウスの忘却曲線とは
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した人間の記憶力に関する考え方で、人間の脳は何もしないとすぐに忘れてしまうことが表されています。

一度記憶しても、20分後には42%、1時間後には56%、1日後には67%も忘れてしまいます!

この考え方によると、人間は覚えたことを1時間後には56%も忘れてしまうことがわかっています。

そのため、ただ読書をするだけでなく「忘れないための工夫」をすることが重要です。

以下は、私が試してみて良かったと思う3つの方法です。

  1. マーカーを引きながら読む
  2. 内容を端的に要約する
  3. 読んだ内容を話す、発信する

『読んだら忘れない読書術』の著者、樺沢紫苑氏によると、1週間に3回アウトプットした内容は、長期記憶として残りやすくなるそうです。

上記の「忘れないための工夫」はどれもアウトプットに該当します。

ぜひ普段の読書に取り入れてみて、せっかく読んだ時間を無駄にしないようにしましょう。

5. 思考を使って読んでいない

何冊も本を読んだとしても、頭を使って考えながら読まなければ効果はありません。

なぜなら、「ただ情報を知っているだけ」の状態だからです。

例えば、同じジャンルの本を5冊読むとします。

本の主題は同じでも、著者の主張や考え方は5冊それぞれで異なります。

5冊すべてを「へー、そうなんだ」と受け身の姿勢で読んでいたならば、どの情報が自分にとって大切なのかわからず、ただ頭の中の情報が蓄積されるだけです。

1冊1冊の著者の意見を理解したうえで、「著者の考えに納得できるのか」「自分ならどうするのか」など自分なりの答えを導き出すことが重要です。

そして、今の自分にとってどの情報が役に立つのか取捨選択し、忘れないように管理しましょう。

思考を使って本を読み、自分に必要な情報へ噛み砕くことによって、自分の生活や仕事に応用できるオリジナルの知識となります。

本を「読んで終わり」にせず、上記5つを実践することで効果のある読書になります。

ぜひ実践してみてください。

正しい読み方で得られる読書の効果とは

読書の効果のイメージ

前章にて、読書に効果がない人は”5つのこと”をしていないと述べました。

つまり、”5つのこと”を取り入れた読書をすれば、効果は得られるということです。

読書で得られる効果とは、次のようなものがあります。

  1. 語彙力が上がる
  2. 読解力が上がる
  3. 思考力が身につく
  4. 論理的な思考が身につく
  5. コミュ力が上がる

順番に解説します。

1. 語彙力が上がる

人に話すときや文章を書くときに必要となる「語彙力」。

読書を習慣化し、整った文章を日常的に目にすることで、語彙力が向上します。

2016年に実施されたベネッセコーポレーションによる『第1回現代人の語彙に関する調査』によると、次のことがわかります。

1ヶ月の読書量が多い人ほど、知っている語彙の量が多い

本調査は、全国の高校生から社会人全3,130名を対象に、540語の「熟知度」を調べたものです。

今回注目したのは以下の2点。

  • 1ヶ月の読書量に比例して、語彙力が増えている
  • 本を全く読まない人と、1ヶ月10冊以上読む人とでは、約23ポイントも語彙力に差がある

要するに、本をたくさん読めば読むほど、語彙力は向上していくということです。

語彙力が上がると、発言するときに自信がつきますよね。

2. 読解力が上がる

人の話を聞くとき、文章を読むときに必要となるのが「読解力」。

読書により読解力が上がるということは、子どもの頃に先生や親から言われた記憶がありますが、調査結果を調べたら信憑性が増しました。

2018年に実施された、OECD(経済協力開発機構)による『生徒の学習到達度調査』というものです。

15歳児を対象に「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野を調査したもので、日本学生の「読解力」については以下の評価となりました。

  • テキストから情報を探し出す問題、テキストの信憑性を評価する問題は正答率が低い
  • 読書習慣のある生徒ほど、読解力の特典は高い傾向がある

簡単にまとめると、次のことが言えます。

全体としては読解力が低下しているが、読書をすれば対策できる

読書を習慣化すると、周りと差をつけられるということですね。

大人になっても文章を読む機会はなくなりません。会議資料や業務マニュアル、日常生活での取扱説明書など。

本の内容を理解する読書法を実践し、読解力を身につけましょう。

3. 思考力が身につく

仕事ができる人というのは、「自分で考える力」がある人ではないでしょうか。

与えられた業務だけを淡々とこなしていても、昇格は望めません。

読書をする際に、疑問を持ちながら読むことで、思考力を鍛えられます。

東大読書』の著者、西岡壱成氏によると、東大生は本に書かれている内容を疑い、自ら調べ、自分で考える力を養っているそうです。

例えば、次のような読み方があります。

一度納得しながら読み終えた本を、次は「納得できないことはないか?」という視点で読み直す。

自分で問いを立てた内容ですので、正確な答えはありません。

用意された答えをさがすのでなく、自分で調べ、自分なりの正解を導き出すことが重要です。

読書離れが進む現代で思考力を身につけることは、周りの人に差をつけるチャンスでもあります。

関連記事:【書評&要約】『東大読書』で読書が苦手な人でも読解力を身につけられる具体的方法

4. 論理的な思考が身につく

自分の意見を発言するときに、論理的に順序立てて説明できたら自信を持てますよね。

読書で論理的な思考も身につきます。

なぜなら、本の文章は論理的な思考の見本のようなものだからです。

著者は読者に伝えたい「主張」があり、「主張」が伝わりやすくなるよう、さまざまな文章構造を使って表現しています。

この文章構造を読解する習慣をつけると、自分の意見を話すとき、書くときに論理的に説明できるようになるのです。

また、本は誰でも出版できるわけではありません。
文章のプロが工夫して作った文章を、何人もの人が入念なチェックを行ってから出版されます。

一方、当ブログのようなインターネット上の個人サイトは、プロのチェックも入らず自由に投稿できます。

誤った文章が使われている可能性も十分にあるのです。

このように、本はお手本となる文章が書かれていますので、論理的な思考を身につけるのに最適なのです。

5. コミュ力が上がる

実は読書によって、コミュニケーション能力も上がります。

1つは、読書で得た知識をアウトプットすること。
これにより相手に伝わりやすく説明する能力が身につきます。

アウトプットとは
話す、書くなど出力することです。

アウトプット方法は、次のようなものがあります。

  • ブログやSNSで感想を発信する
  • 家族や友人に感想を話す

本の内容を人に説明するには、相手がわかる言葉にかみ砕いて伝える必要がありますよね。

つまり、アウトプットの工程は、相手に伝わりやすく説明する練習になるのです。

もう1つは、本の内容を予測しながら読むこと。
これにより、相手が何を伝えたいのかを読み取る能力が身につきます。

本の内容を予測することは、著者(相手)が伝えたいことを予測する作業です。

この予測作業が、対人のコミュニケーションにも応用できるのです。

話し上手、聞き上手になれば、コミュニケーションを円滑に進められるようになる、ということです。

3ヶ月読書を続けた結果、実感した効果

芽が出ている写真


ここからは私が読書を習慣化して実感した効果をご紹介します。

3ヶ月前までは、1年に2冊読めばいいほう、というぐらい読書をしない人間でした。

ですが、ブログを始めるにあたり、情報のインプットのために読書は不可欠になるし、せっかくなら読書法を学ぼうと思ったのがきっかけで読書を始めました。

3ヶ月続けたところ、30冊読めました!

この3ヶ月で私が実感した4つの効果を、順番に解説していきますね。

  1. 読書スピードが速くなった
  2. 集中力がついた
  3. 物事を理解するコツをつかめた
  4. 人の話を聞くようになった

1. 読書スピードが速くなった

速読ではありませんが、基本的なスピードが3ヶ月前より速くなりました。

速くなった要因は、2つあると思っています。

  • 単純に「慣れ」
  • 同じ分野の本をまとめ読みした

1つは、長文を読むことに慣れたからですね。

何事も練習あるのみ、とはよく言いますが、本当にそうだと思います。

1冊目を読んだときは、途中で眠くなってしまったり、他のことを考えたりして一気には読めませんでした。

ですが、10冊目ぐらいから慣れてきて、30分、1時間読むことも苦じゃなくなりました。

2つめは、同じ分野の本をまとめて読んだからです。

私の場合は読書術の本を、一気に10冊、少し経って5冊読みました。

読書術の知識がついてくると、見出しを見るだけで内容の予想ができるので、自然と読書スピードも速くなりました。

速く読む練習をしたい方は、1つの分野のまとめ読みはおすすめです。

読書スピードについては別の記事で詳しく解説しています。よろしければご覧ください。

参考記事:読書スピードが遅い原因は真面目な性格?【5つの対策を解説】

読書スピードが遅い原因は真面目な性格?【5つの対策を解説】真面目な性格の人ほど、本をじっくりと読んでしまいがち。読書のスピードが遅いと悩む方へ、遅読家だった筆者が実践して効果のあった方法をもとに原因と対策を解説しています。...

2. 集中力がついた

読書を習慣化するようになって、読書以外での集中力もつきました。

現在、資格の勉強もしていまして、いままでは集中力が続かず、30分に1回ぐらい休憩していました。

ですが、読書に慣れてきた頃には、勉強も1時間、2時間と集中力が続くようになりました。

集中力の源となるのは、個人的には「目的」があることだと感じています。

読書も勉強も、その先の目的が明確だからモチベーションが上がり、集中力もアップしているのだと思います。

3. 理解するコツをつかめた

著者の主張を読み取ろうという意識で読書を続けているため、読書以外でも理解力が上がった気がします。

また資格勉強の話になりますが、いままではただ単語を暗記するという勉強の仕方だったため、時間が経つと忘れてしまっていました。

ですが、いまは意味や背景を意識して覚える勉強方法ができ、一度覚えたら忘れづらくなりました。

理解するコツは、次の2つです。

  • 疑問を持つ習慣をつける
  • 読んだ内容を自分の言葉で要約する

読書法で学んだ「疑問を持ち、納得するまで答えをさがすこと」は、読書以外の物事の理解にも応用できるのだとわかりました。

また、自分の言葉で要約することも、読書に限らず理解を深めるために重要だとわかりました。

4. 人の話を聞くようになった

いままでは友人や同僚の話を聞くとき、他人事という感覚になってしまい、関心をもって聞くことは多くありませんでした。

ですが読書を通して、

  • 著者の伝えたいことを読み取ろう
  • 自分の知識と何か繋がりがあるか?

ということを考えるようになり、人の話を聞くときにも同じ感覚を持てるようになりました。

関心をもって聞くため、内容もしっかり覚えています。

人の話を聞いたのに、内容を覚えていないのは失礼な話。読書を習慣化して良かったな、と思っています。

まとめ

ここまで、「読書の効果がない理由」「読書によって得られる効果」「筆者が実感した読書の効果」について解説してきました。

「読書の効果がない」と感じたときは、以下の5つを意識してください。

  1. 行動に移す
  2. 本を読む目的を決める
  3. 本の内容を理解できる読み方をする
  4. 本の内容を忘れない読み方をする
  5. 思考を使いながら読む

成長しようと読書をしているのに、効果のない方法で続けるのはもったいないです。

効果のある読書法を取り入れ、「読書をして良かった」と思える有意義な読書時間にしてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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いちは
30代の在宅ワーク主婦|夫と二人暮らし|FP2級を独学で取得| 収入と資産を増やすことが目標。 FP試験やお金に関する情報を発信していきます。